J

The Jam　/　In The City 　評価　A＋＋

いまやUKロック界の重鎮、モッズの貴公子ポールウェラー率いるジャムのデビューアルバムです。パンクムーブメントの中、R&Bとかの黒人音楽を取り入れた楽曲（The Whoとか６０年代の影響を受けているようロック）のセンスは凄かった。このあふれそうな疾走感は素晴らしいの一言につきます。 スタカンの「Shout to the Top」が大好きでして、それでポールウェラーに興味があったんですね。んで、ジャムの評判をきき、ジャケットの雰囲気の気に入ったこのアルバム購入に至ったわけですがすぐ大好きになりました。ソロも聞いてみたいな。 １曲目からこの疾走感にのめり込みます。「１，２，３，４」のかけ声からも今にも走り出しそうな印象を受けました。荒々しく未完成、ゆえにパンクを、溢れそうな力を感じますね。あのパンクムーブメントの中で１番センスのある洗練された音だと思います。 アルバムとしてはまとまりに欠け、完成度も高くないが、それが逆にこの疾走感と衝動をだせていていいと思わせる爽やかな音をだしている、Ｋｉｎｋｓ，Ｗｈｏ等の英国伝統的なモッズスタイルを忠実に受け継ぐ最高なアルバムです。

Jet　/　Get Born 　評価　B＋

オーストラリア出身のR&Rバンド、JETです。なんでも、「キースに気に入られ、ローリングストーンズの豪州ツアーに大抜擢」　だそうです。うそくせー。　今更な骨太R&Rをならします。フジロックにもきて日本でも人気ですね。一聴しただけで耳に入るキャッチャーさがうりですが、Manic Street Preachersのベース、ワイアーにいわせると「奴らの音楽は、胎児並みの精神年齢しか持ち合わせていない」だそうです。痛烈ね。 実にわかりやすいR&Rをならします。１，２，３とかっこいいですね。けど聞いてると恥ずかしくなってしまうほど昔ながらなロックです。が、その中でなにかキラキラした質感を感じることができたんですね。僕は一時期そのとりこになったわけですが、今きいたらどうにも、しょうもなく聞こえてしまいます。 WowWowの粗悪品ですけどフジロックの演奏を見ましたが、これで一気に冷めましたね。何とも魅力を感じられませんでした。他のと違いだった暑苦しくない爽やかな疾走感はなく、趣味の悪いハードロックに聞こえてしまいました。こんなただ騒ぐのが魅力なバンドじゃないだろう。もっと聞かせることは出来ないのか、と。 たまに聞いたらその分かりやすさに惚れかけますが、後一つなにかがほしいバンド。次作はカントリー風といってましたが、少し期待。

James Taylor　/　Mud Slide Slim 　評価　僕の好みではB+

Jamiroquai　/　Emergency On Planet Earth 　 　　評価　A

９３年リリースのジャミロクワイのデビューアルバムです。「地球の危機」というタイトル通り、環境問題をいつになったら気づくんだと歌ったりと、若さと内に秘めたるものを感じることのできるいいアルバムです。 サウンド面に置いては、スティービー・ワンダーのクローンと言われ、カーティス・メイ・フィールドにスティービーまんまの音なのですが、音が洗練されていて９０年代のUKらしいといった印象を受けます。「洗練」というよりも「洗濯」ですね。より優れたものになったという意味合いではなく、洗い落とされて、聞きやすくさらっとした仕上がりになってると思います。 ２ｎｄよりも浮かれているような印象ですが、そんな中でもタイトル通りの危機を感じられるのが深みとなって非常にいい仕上がりだと思います。ジャケットもいいしね。 パクリ？　うんパクリ。　でも苦にならないパクリ。Too Young To　Dieだべ。

Jamiroquai　/　The Return Of The Space Cowboy

Jamiroquai　/　Travelling Without Moving

Jamiroquai　/　Synkronised

Jamiroquai　/　A　Funk Odysｓey

Jay-Z　/　The Black Album

Jef Beck /　Blow by Blow

Jefferson Airplane　/　The best of

Jellyfish　/　Split Milk

The Jesus & Mary Chain　/　Darklands

ひでぇアルバムだ。